萩焼の新域を広げる
親子2代で渾身の作陶を行う窯元

父・善蔵氏は、一部に釉薬をかけずに焼き上げ、その部分を鮮やかな赤橙色に発色させる「緋色シリーズ」で認められ、文部大臣賞などの多数の受賞歴に加え、平成14年には山口県無形文化財の一人に指定された。
平成25年には文化財保護功労により旭日双光章受章。
善蔵氏に師事する息子・英生氏も、日本伝統工芸展入選など数々の受賞や個展を重ね、現在に至。

波多野 善蔵  Zenzo Hadano

17世紀初頭、萩毛利藩の藩窯として開窯された萩窯は、茶陶の優品としてわが国今世紀以来の陶磁器の上に大きな足跡を残してまいりました。
優れた伝統文化である萩焼を改めて見直すとともに新しい挑戦のもと、作陶に励んでおります。

1942年 出生
1972年 山口県美術展知事賞
1973年  日展入選(三回)
1974年 九州・山口陶磁展第一位(二回)
山口県美術展文部大臣奨励賞
1977年 第二十四回日本伝統工芸展初入選 
1981年 第二十八回日本伝統工芸展「日本工芸会奨励賞」受賞
1987年 山口県芸術文化振興奨励賞受賞
1992年 「日本の陶芸〈今)100選展」出品。山口県選奨を受ける
2002年 山口県指定無形文化財保持者
2011年 中国文化賞受賞2013年 秋の叙勲にて旭日双光章受章
2021年現在 日本伝統工芸展入選42回
全国各百貨店にて個展開催

波多野 英生  Hideo Hadano

原土から土作りをして、釉薬もワラを燃やすところから作成、調合し、萩の伝統的な登り窯で松の薪を使って焚いています。
「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人に愛されてきた萩焼。
伝統を受けつつ、現代でも使えることをモットーに作陶。

1971年 萩に生まれる
1996年 多摩美術大学彫刻家卒業
2001年 日本伝統工芸展初入選
2003年 九州山口陶磁展・サガテレビ賞受賞
2004年 田部美術館「茶の湯の造形展」入選
日本工芸会正会員に認定
2005年 九州山口陶磁展入選田部美術館「茶の湯の造形展」入選
2006年 日本工芸会山口支部新作展「日本工芸会山口支部長賞」受賞
九州山口工芸展「日本経済新聞社賞」受賞
田部美術館「茶の湯の造形展」入選
2007年 田部美術館「茶の湯の造形展」入選
2008年 田部美術館「茶の湯の造形展」入選
2009年 田部美術館「茶の湯の造形展」入選
おおたき北海道陶芸展銀賞
2012年 日本工芸会山口支部新作展「下関大丸賞」受賞
山口県芸術文化振興奨励賞受賞
2013年 日本工芸会山口支部新作展「そごう広島店賞」受賞
2014年 日本工芸会山口支部新作展「山口朝日放送賞」受賞
2015年 日本工芸会山口支部新作展「朝日新聞社賞」受賞
2016年 日本工芸会山口支部新作展「下関大丸賞」受賞
2021年現在 日本工芸会山口支部新作展「そごう広島店賞」受賞
日本伝統工芸展9回入選
全国各地百貨店にて個展開催